カブトムシガチ勢がカブトクワガタをやってみた
【先に一言】
カブトムシガチ勢と自分で言いましたが、私のFFには本当にプロレベルのガチ勢がいらっしゃり、その方々からすればお前がガチ勢名乗るな!と怒られそうですが、あくまで一般人と比較してガチ勢であるということでご容赦ください。(ポケモンで例えるなら三値知って強くなった気になっている中学生程度)
(FF内に虫が苦手な人がいらっしゃるのでサムネイルは好きなポケモンであるヘラクロスで代用)
一通りクリアしたので、ここからはゲームの内容(ストーリー、システム、採集、育成、バトル)についての感想と五段階での評価を書いていきたいと思います。
【ストーリー】
評価 ★★
一般的な少年漫画にありがちなストーリー
別に悪くはない。
新たな登場人物が何の脈絡も無しにポンポン出てきてお前誰?みたいなところはある。
プレイした人なら登場人物の声にいろんな意味で驚いた人は多いはず。
そこはしょうがないにしても長老の声だけはさすがに若すぎる。
主人公がいきなり名前を決めてくれって言うシーン
笑いを取りに来たのならアリだとは思うw
(小学生なのに自分の名前がないのは可笑しい)
【システム】
評価 ★
まず眠る=セーブというのが眠るを選ばないと説明してくれないという所が一番ダメ。
正直オートセーブかと勘違いして危うく1時間分のデータを消すところだった。
これは最初の家の段階で説明したほうが親切だなと思いました。
マジで仮眠と眠るってどう違うの?って疑問に思わなかったら気づかなかっただろうな…
購入や売却、まとめてできないのも残念。
これはアプデで追加されるのを期待してます。
【採集】
評価 ★★★★
これに関しては実際のカブトクワガタ採集をよくゲームでここまで表現できたと評価できる。
この作品はあつもりみたいにカブトムシがすぐに逃げなかったり、実際に探してるような臨場感をゲームバランスを壊さない程度に上手く再現できている。(リアルだとオオクワガタは秒で逃げるらしい)
ただ残念な点が一つだけあり、マーカーの自由度が低すぎる。
マーカーの移動に限界があり、上の方にいる奴が選べなかったりするので(選べなくはないが非常に難しい)もう少し改善していただけると助かる。
マーカーで選んでいるのに選んでくれないこともちょいちょいある。
あと、明らかにカブトムシ雄選んでるのにクワガタの雌になるバグとかもたまにある笑
トラップを仕掛けてレアな色を誘き寄せやすくするというシステムを追加しても面白いかもしれない。
【育成】
評価 ★★★★★
このゲームの一番面白い部分(あれ?対戦は…)
ゲームバランスを壊さない程度にここまでリアルに再現してくるとは思わなかった。(ガチでやるとクワガタも種類によって菌糸瓶かマットか、菌糸瓶でもキノコの種類が変わるのでそこまでゲームに求めるのは酷)
・サイズはメス親の血筋、形(今作では色)はオス親の血筋から遺伝
・終齢は菌糸瓶(栄養価の高い餌)だと暴れを起こして逆に小さくなる
・産卵するにはメスに栄養価の高いゼリーを多く与える
あたりを上手く再現したと思います。
開発者のアンケートにもありましたが、ブリーダーは1㎜単位を競って育てており、ゲームでも(単位は違うがw)そこに違いを出してきて、同じ体格でもサイズが変わってくるのはやっていて本当に面白い。
飼育ガチ勢なら楽しめる要素だと思います。
あと、サイズの違いをゲーム画面にも反映されており、以下の画像でも分かる通り同じヘラクレスでも左の方が大きいのがわかる。
また、ただ大きくしただけではなく、カブトクワガタはサイズによって体と角や大顎のバランスが異なっており、それも的確に表現されている。
幼虫がカブトクワガタできちんと違っててホッとした。CMでは両方ともカブトムシの幼虫なのでアレを見た時は本当にビビった笑
【対戦】
評価 ★★
これに関しては別に悪いってわけではないが、物足りなさを感じる。
体力ゲージが5なのに、どの昆虫も確定2発で倒れるのに違和感を覚える。
例えば攻撃力80と70がぶつかったら1削れるが、
80と40がぶつかったら4削れる。
みたいなシステムとかでもいいのではと個人的には思ったりする。
今後ローカル通信が実装予定とのことだが、できればオンライン対戦(ランクマッチというよりは遠方の友人とやれる用)も追加されると嬉しい。
【総評】
評価 ★★
評価こそ2にはしたが、上記で述べた課題と、ちょくちょく見受けられるバグを改善すればこのゲームはムシキングを遥かに凌駕するだけのポテンシャルは秘めていると思う。
現状でも対戦よりも集めるのが好き(ポケモンで例えるならポケモンバトルよりもポケモンそのものが好き)って人なら充分に楽しめると思います。
完全に個人的な意見ではあるが、なんでコーカサスオオカブトがいないのかは本当に理解に苦しむ。
侍ジャパンのメンバーに大谷翔平を選抜しないレベルのバグだと思う。
是非アプデで追加して欲しい。
今後のアプデに期待してます。
割とCMで損してると思う。
余談【ブルーヘラクレスを求めて】
作中で語られているヘラクレスのブルー個体を求めて現在野生周回してます。
この手のゲームあるあるの虫を倒すと別の場所に新たな虫がリスポーンすること、もしかしたらブルーヘラクレスの場合ヘラクレスをある規定の数以上捕獲しないといけないという仕様があるかもしれないという仮説のもと、一番効率がいいと思う周回方法を記載して本記事を終了したいと思います。
周回方法
①周回用の昆虫を育成
今回使用するのはパラワンオオヒラタとグランディスオオクワガタ。これを最大体格の個体を1匹ずつ用意します。パラワンオオヒラタは対ヘラクレス、グランディスオオクワガタは対アトラスに使用します。(アトラスの理由は後述)
画面の並びから分かるようにパラワンオオヒラタとグランディスオオクワガタは横に並んでいるので、選出する時に一回の移動で済むのでめちゃくちゃ楽です。
②ヘラクレスとアトラスをひたすら倒す
別に倒す昆虫はなんでも良くて、ひたすらブルーヘラクレス出るまでやっていればいいのだが、ストーリークリア後にアトラスは5倍の値段で買い取ってくれるので、どうせ同じ時間使うのなら金になる方を倒しましょうというだけ。
安くても15,000円(ヘラクレスが3,000円)と考えればかなりの金策になる。(現実ではありえない笑)
また、①で述べた個体を育成すると元気が1の状態でも野生個体と比較してこれだけパワーの差があるので基本的に負けない
なので毎回ゼリーで回復する必要がないので凄く便利である。
またルーレットを上手く決めれば二回目は勝負ありモーションで3秒ほど時短になる。
ルーレットはそこまで難しくないがどうしても苦手な人はこの2匹はスピードアップを持ってるのでルーレットを遅くできるのもオススメする理由である。
ちなみに筆者は3時間ほどやってますが、一向にブルーヘラクレスが出てきません。